歯列矯正は保険適用されないため高額になる

歯列矯正にかかる費用は、患者さんのお口の状態や年齢によって、大きく異なってきます。患者さんの年齢が若ければ、それだけ簡単に歯が動かせますので、治療期間は短くなり、治療費も安く済ませることができます。また、患者さんの歯列の状態が整っていれば整っているケースでも、同じことが言えます。ただ、一般的な歯列矯正の治療期間としては、２年程度はかかるものと考えましょう。

治療費に関しても、数10万～100万円程度はかかります。この費用の点に関して、やはり「もう少し安くならないのか」という気持ちが芽生えてきますよね。矯正治療に、これだけ高額な費用がかかる理由としては、まず保険が適用されないという点を挙げることができます。保険が適用されないということは、10割負担となり、自ずと治療費が高額になってしまうのです。これが一番大きなポイントであると言えます。

材料費や技術料が高額になる！

矯正の治療費が高額になる理由としては、次に材料費や技術料といった点が挙げられます。材料費についてですが、矯正治療では、ワイヤーやブラケットといった特殊な装置を使用します。この装置に使われている素材自体も高いのですが、その造り自体も非常に精密で、必然的に材料費が高額になってしまうのです。続いて技術料についてですが、矯正治療というのは、基本的に専門家の先生が行います

こうした先生は単なる歯医者さんではなくて、矯正治療を何年も行ってきたプロフェッショナルなのです。ですから、矯正治療のみを行っている先生も珍しくありません。そうした歯医者さんに数年間も治療をお願いするのですから、自ずと治療費も高額になってしまうのです。その他、治療期間が長いというのも、治療費がかさむ原因であると言えます。

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大人の歯列矯正は、いつまでにやらなければならないという基準は特にありません。
早く歯並びを整えればそのぶん虫歯や歯周病のリスクも少なくなりますし、見た目も良くなって笑顔に自信も出ます。

とはいえ、歯並びの悪さが気になってはいるけれど「自分は歯列矯正をする必要があるのかな？」と、歯列矯正をためらっている人も多いもの。
歯列矯正をはじめれば数年単位で続けないといけないこと、見た目の問題や日常生活に支障が出てしまうかもしれないなど、歯列矯正をハードルの高いものと考えている人もいるでしょう。

しかし近年、デンタルケアの意識が高まりつつある日本では、美容に関心の高い若い女性の方はもちろんですが、社会人の男性や40～50代の方で矯正治療を受けられるケースも増えています。

大人になってから歯列矯正を行うきっかけとしては、幼い頃からコンプレックスを抱えていたというケースや、社会人になって人と会う機会が増えたことで見た目の印象を改めて意識したケース、大人になって歯の大切さや健康意識が高まったケースなどさまざまです。

また、以前よりも矯正器具をつけたスポーツ選手や芸能人をテレビで目にする機会が増えたことで、矯正治療に対する世間のイメージが変わってきていることも影響しているでしょう。

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